タイヤの赤丸と黄丸の意味を解説!絶対に必要な理由とは?

タイヤの赤丸と黄丸

タイヤの赤丸と黄丸の意味とは?

  • 赤丸の意味・・・最大外径 (最大直径)
  • 黄丸の意味・・・最も軽い部分

赤丸は最も外径が大きい部分の意味

赤丸はタイヤの外径が最も大きいところの目印です。

赤丸がついているところは一番反発力があり、ユニフォミティマークと言われます。

タイヤを造る際はもちろん真円を目指して造りますが、実際に造り終えたタイヤは真円ではありません。

肉眼ではわかりませんが計測機器を使って測ると、測る部分によって外径寸歩はmm単位で異なります。

走行には影響なし

mm単位で異なる程度のため走行には影響ありません。

 

黄丸は最も軽い部分の意味

黄丸はタイヤが最も軽いところの目印です。

黄丸は軽点と言われます。

赤丸と黄丸が必要な理由は乗り心地や運動性能に影響

  • 最大外径(赤丸)が必要な理由
  • 最軽量部分(黄丸)が必要な理由

最大外径(赤丸)が必要な理由は回転バランスのため

赤丸 (最大外径) とホイールの最小外径と合わせて組み付けると組み上がったタイヤは真円に近くなります。

真円であるほど車の乗り心地や運動性能は良くなります。

タイヤと同じくホイールも真円をねらって造りますが、完成されたホイールの外径はmm単位で異なり真円ではありません。

ちなみに、ホイールの外径が最も小さい部分には『白丸』印があります。

赤丸は全メーカ採用していない

赤丸印は国内メーカーでは一部のタイヤメーカーしか採用はしていません。

海外メーカの場合はほとんどが採用していません。

最軽量部分(黄丸)が必要な理由は質量バランスのため

黄丸も赤丸と同じく車の乗り心地や運動性能を良くするために必要です。

ただし赤丸とは違い、黄丸は重さのバランス (質量合わせ) を取るために必要な印です。

黄丸の最も軽い部分とホイールの最も重い部分をあわせて (一致させて) 重さのバランスを取ります。

車のホイールの最も重いところはエアバルが付いている部分です。

  • 自転車:タイヤにエアバルブ
  • 車  :ホイールにエアバルブ

重量バランスの取れたタイヤは乗り心地運動性能向上します。

 

黄丸の場合も赤丸と同じく、海外メーカーにはあまり採用されていません。

理由は自社の組付けに自信を持っているためと仮に位置がずれていたとしても許容範囲内におさまっているので問題ないことが理由です。

微調整でずらす場合もある

原則、エアバルブと軽点(黄丸)の2つをあわせて組み込みますが、必ずエアバルブと軽点の2つをあわせるわけではありません。タイヤとホイールを組み込んだ後に微調整で少しずらす場合もあります。

 

赤丸と黄丸の両方が同時に一致するの?

真円(赤丸)と重量バランス(黄丸)の2つが同時に合わせられない時は黄丸を優先します。

  • 質量合わせ (重量バランス) を優先してタイヤとホイールを組み込みます。

ただし、店舗によっては真円度にこだわり赤丸 (最大外径) を優先する店舗もあります。

赤丸を優先した場合は高速走行の快適性や安定した足回りが感じ取れるようになりますが、現在のタイヤは完成度(精度)が非常に高く、赤丸・黄丸のどちらであわせた場合も充分な回転バランスを保たれていますので気にする必要はありません。

タイヤ交換の工賃

タイヤ1本:8,000円前後 (目安)

店舗やタイヤサイズ、扁平率により異なりますので参考価格です。

マークを消す方法

マークを消す方法はありますが、自分で消さなくても2ヶ月〜3ヶ月ほど走っていれば自然に消えています。

どうしても早く消したいという方は簡単に消す方法を以下に記します。

  • パーツクリーナーとウエスで拭き取る
  • サンドペーパーなどて軽く擦る
  • 油性マジック(黒色)で上から塗りつぶす

まとめ

  • 赤丸はタイヤの最大外径の位置
  • 黄丸はタイヤの最も軽い部分
  • 必要な理由は真円と重量バランスを取り乗り心地などを向上するため

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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