タイヤに窒素ガスを補充する意味とは?

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タイヤに窒素ガスを入れるメリット

    ✔メリット
  • 空気圧低下の遅延
  • 燃費向上に繋がる
  • タイヤとホイールの劣化を軽減
  • ハンドル操作の軽減

空気圧低下の遅延

タイヤには目には見えない小さな穴が無数に空いており空気が抜けていきます。

窒素は空気に比べて小さな穴を抜けにくいため空気圧低下を遅くできます。

関連記事 >> タイヤの空気圧が自然に下る原因はゴムの特性?季節の気温の変化も関係している? 

燃費向上に繋がる

燃費悪化の理由の1つにタイヤの空気圧低下があります。

窒素はタイヤから漏れにくいため適正空気圧を保ちやすくなり空気圧低下を軽減できます。

したがって燃費の悪化を回避できます。

タイヤとホイールの劣化を軽減

タイヤとホイールを劣化させる原因の1つが酸化です。

酸化のもとになるものは

  • 水分
  • 酸素

です。

窒素には酸化の原因となる水分と酸素が極わずかしか含まれていません。

したがって酸化しずらくホイール・タイヤも劣化しずらいです。

タイヤ内部には金属が多く使われており、金属の酸化はサビにつながり安全面にとってもよくありません。

ハンドル操作の軽減

窒素は空気に比べて軽いためハンドル操作が楽になります。

とは言っても街中の運転では効果は薄くあまり期待が持てません。

サーキット走行やレースでは効果はありますので、サーキット走行などをする方にはメリットがあります。

しかし、街中の運転もメリットはあります。

タイヤが軽くなるため燃費向上につながります。

特にタイヤの重さはバネ下荷重と言って、何倍もの負荷に変換されるので燃費の面では効果があります。

 

タイヤに窒素ガスを入れるデメリット

    ✔ デメリット
  • 窒素の補充は有料
  • インフラが整っていない

窒素の補充は有料

費用

空気と違い窒素ガスの補充は有料です。

    【窒素補充の相場費用】
  • タイヤ1本:¥500円
  • タイヤ4本:¥2,000円

インフラが整っていない

窒素を入れられる場所は限定されます。

空気のようにガソリンスタンドで気軽に入れることはできず限定されます。

窒素を補充できる施設にはオートバックスがありますが、全店舗可能とも限りません。

オートバックス店のなかでも限定されるので補充する際に手間や時間を要します。

窒素充填したタイヤの効果は?

紹介しました4つのメリットの効果については、『タイヤ空気圧の低下を遅らせること』は化学的根拠からも実感できそうです。

実際にスタッドレスタイヤでは耳にすることがあります。

ハンドリングが軽くなることは、実際にモータースポーツ界では、そのことを理由の一つに窒素充填が行われていますので効果はあるはずです。

しかし、一般車両が日常生活の運転となると、効果や実感はあまりないのではと考えます。

残りの2つについては、確認の方法が難しいことと、実際に効果が顕著に表れるのであれば、おそらく世間的にも窒素充填について、よく耳にすると思います。

しかし現実それほど聞くことがないことから、あまり効果は期待できないのではと考えます。

総合的にみて、一般車両におけえる窒素充填の効果は期待を持てないと考えます。

発祥は飛行機から

車のタイヤに窒素を充填しようという発想はどこから来たのかと言いますと、飛行機のタイヤが窒素を充填していることから車のタイヤへときました。

飛行機のタイヤに窒素が充填されている理由は、軽さや酸化防止の理由もありますが、一番の理由はタイヤの圧力です。

飛行機は温度差が激しい環境で飛行しますので、空気に含まれる水分が悪さをしてしまうことが理由です。

空気を充填した場合は、上空ではタイヤ内の水分が凍結してしまいます。着陸時にタイヤ内圧が低下した状態で、何トンもある重量物をタイヤで支えることは危険です。

凍結がない場合にも、温度変化でタイヤの内圧に変化があることはあまりいいことではありません。

このようなことがないように窒素を充填しています。

まとめ

  • タイヤに窒素を入れるメリットは、一般車両ではあまりメリットがない。
  • タイヤに窒素を入れることは、メリットよりもデメリットの方が多くなる。
  • タイヤに窒素を入れるメリットは飛行機やレーシングカー。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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